手紙


 ワードを使った手紙には読めない漢字が多い。

まるで「漢字検定試験」である。

 当人の知識が急に増えたとは到底思えない。

ワードの[変換キー]を叩くと何でも漢字に変わってしまう。

 

サンプルを見てみよう。(カッコ内が正しい)

 ● 犬が三毛の一族(犬神家の一族)

 ● 私と居てください(渡しといてください)

 ● もう幸せ事項(申し合せ事項)

 

「変換ミス」はご愛嬌だが、思い込みの誤字はイケマセン。

 ● こんばんわ(こんばんは)

 ● こんにちわ(こんにちは)

 ● 手固い(手堅い)

 ● 力づく(力ずく)

 ● いづれは(いずれは)

 ● 積め込む(詰め込む/積み込む)

 ● ひとりづつ(ひとりずつ)

 ● 的を得る(的を射る)

 

「横文字」も間違いが多い。(英語にするとすぐに分かる)

 ● シュミレーション(シミュレーション(simulation))

 ● コミニュケーション(コミュニケーション(communication))

 ● アボガド(アボカド(avokado))

 ● バトミントン(バドミントン(badminton))

 ● ラクビー(ラグビー(rugby))

 ● ジグゾーパズル(ジグソーパズル(jigsaw puzzule))

 

逆にどちらでもいい「送りがな」がある。

 ● 積もる(積る)・聞こえる(聞える)・起こる(起る)・落とす(落す)・暮らす(暮す)

 ● 当たる(当る)・終わる(終る)・変わる(変る)

 ● 曇り(曇)・届け(届)・願い(願)・晴れ(晴)・当たり(当たり)・代わり(代り)

 ● 向かい(向い)・狩り(狩)・答え(答)・問い(問)・祭り(祭)・群れ(群)・憩い(憩)

 

「漢字変換」で「Enter Key」を押す前に「インターネット辞書」で確認するのが賢明である。

自信がない時は敢えて「ひらがな」にしたほうがいい。

 

知らない所で笑われているかもしれない。

 

ひょっとして、この原稿で筆者も笑われているかも・・・