六正六邪


六正

●聖社員

物事がまだハッキリしない前に影響度の度合いを見抜き、前もってトラブルが起らないように対処する。

上司に何の「関り」も「心配」もさせない。

恩着せがましくない。

常に控えめ。

 

●良社員

上司に適切な企画を提案し、上司の「いい言動」は誉め「悪い言動」には注意をする。

常に上司を立てる。

 

●忠社員

仕事に精を出し、常に上司を励まし、過去の先輩の良いやり方をアドバイスする。

 

●智社員

仕事の進捗を観察して、大きなトラブルになる一歩手前で客先との「ズレ」を調整し、原因を刈り取る。

上司に心配をかけない。

客先から帰ってきても、何事もなかったようなを顔している。

「大した事ではない」ように見える。

 

●貞社員

社内規程を守り、デキる社員を推薦し、年収を他人と比較せず、手柄を一人占めしない。

周囲に対して「感謝の言葉」を忘れない。

 

●直社員

トラブルが発生した時、上司の過失を明確に述べ適切な対処策をアドバイスする。

上司からの指示を正確に受け、適切に対処する。

六邪

■見(けん)社員

現ポストに固執し「交際費」「交通費」をゴマかす。

ろくに仕事もせず周囲の顔色ばかり見ている。

机の中には金額の記載のない領収書が沢山ある。

「用事がある」と言って定時退社するが、実際は近くで「マージャン」をやっている。

 

■諛(ゆ)社員

上司の発言に常に「イエス」と答える。

仕事より上司からの誘いを優先し、上司との「私的会話」を仕事と思っている。

事前の打ち合せでは、同僚の意見に同意しながらも上司から「No」と言われるとその場で自分の意見を変え反論せずに逆に同僚を責める。

 

■姦社員

口八丁手八丁。

デキる社員を嫉み自分好みで社員を推薦し、顔は「温和」だが腹は「真っ黒」。

 

■讒(ざん)社員

常に自分は「正しく」悪いのは「他人」。

屁理屈が多く、部署内にいつも「モメゴト」を発生させる。

融通が利かない。

素直に「悪かった」と言ったことがない。

 

■賊社員

自分勝手に社内規程を変え、すぐに集団を作り「交際費」は一人占め。

己の出世のみしか考えていない。

平気で歯の浮いた「おせいじ」を言うことができる。

 

■亡社員

人の足ばかり引っ張り、上司の「ミス」を言いふらす。

上司を押しのけて自分がなることしか考えていない。

「ボヤ」も「大火」にしてから対処する。

偽善的レスキュー隊長。本当の姿は「マッチ・ポンプ」。

これは「創作」であり「特定の人物」をさしているものではない。

誰もが「六正」であっても「六邪」ではないと思っている。