●「自分の思う通りにならないこと」を「苦」という。

 

「二苦」

 

■「内苦」

自分の「ミス」で起こる「トラブル」。

よく考えずに「データ」を「上書き」してしまう。

「自家製文書」の「誤字」「脱字」。

 

■「外苦」

「他人のプログラムミス」によって「自分のプログラム」がおかしくなる。

パソコン入力中に「電源コード」を足に引っ掛けられ、電源が切れて「データ」が消えてしまう。

 

「三苦」

 

■「苦苦」

「暖房」のないお客様の「部屋」で寒さに耐えながら「本番切替」をする。

「冷房」の切れた「夜間」に「汗」を拭きながら「データリカバリー」をする。

 

■「壊苦」(えく)

せっかく綺麗に作成した「プログラム」が他人に「ズタズタ」にされる。

その後は「自分のプログラム」にもかかわらず「修正」できなくなる。

月は満ちればまた欠ける。

「左遷」。

 

■「行苦」

「組織変更」「新事業」によってシステム間の「インタフェース」がおかしくなる。

 

「四苦八苦」

 

■「生」

システムを「作り出してから本番稼動を経て寿命がくる」までのいろいろな苦しみ。

 

■「病」

患部の「トラブル菌」を早期に取り除かなければ「転移」する。

「トラブル発生」に対する恐怖感。

「トラブル」に伴う上司の「叱責」。

 

■「老」

苦労して作り上げた「システム」が新たな「機能要求」に対応できず「陳腐化」する。

 

■「死

「他社システム」「新システム」「新機種」に代替される恐怖感。

 

■「愛別離苦」(あいべつりく)

「手塩にかけたシステム」の担当から外される。

「ツーカーの仲」の仲間と別れる。

「尊敬している上司」が退職する。

 

■「怨憎会苦」(おんぞうえく)

「嫌いな上司」に仕える。

「言う事」をきかない「部下」と仕事をする。

「無理難題な要求」ばかりいう「お客」と「打ち合わせ」する。

「プログラムミス」「操作ミス」による「クレーム」を受ける。

「トラブルのお詫び」に行く。(いつも「部下」に行かせる「上司」もいる)

 

■「求不得苦」(ぐふとくく)

「最新のパソコン」が手に入らない。

「システム仕様」がなかなか決まらない。

「切替データ」が「ムチャクチャ」。

 

■「五蘊盛苦」(ごうんじょうく)

自分が作りたいシステムを作らせてくれない。

「研修」に行かせてくれない。

「段取りの悪い作業」に付き合う。

余談:四苦(4×9=36)+八苦(8×9=72)=煩悩(108)

 

「六苦

 

■「欲根本苦」

「理想システム」が「横槍」「妥協」「打算」で「いい加減なシステム」になる。

 

■「愚痴報苦」(ぐちほうく)

「ケアレスミス」による「トラブル」。

 

■「先業縁苦」(せんごうえんく)

 「他人のプログラム」を見たばっかりに「プログラムミス」が発見される。

 「前任者のミス」の「責任」を取る。

 

■「現因縁苦」

「自分のプログラムミス」により「他人のプログラム」が「異常終了」する。

「自分のミス」で上司に「お客様への謝り」に行ってもらう。

 

■「浄業縁苦」

「良かれ」と思ってやった「お客様へのサービス」が、かえって「トラブル」になる。

「小さな親切、大きなお世話」。

 

■「不浄業縁苦」

「お客様」に「弁解」「反発」した為「出入り禁止」になる。

「一言」余計な事を言ったばかりに「干される」。

 

◎「苦」から「解放」されたい為に「修行」をする。

  「深酒」をして「クダをまく」ことではない。

  翌朝「自己嫌悪」に陥り「苦」がさらに「増大」する。